ベビ郎だった頃

ある記事を見て。

息子くんがベビ郎だった頃を思い出した。

 

双子の人工死産の記事だった。

一卵性で1人は元気だったけど、もう1人に胎児水腫が出てて産まれてくるのは難しいだろうと言われていて、今は元気なもう一人の子もその影響を受ける可能性があるといわれたそうだ。

そして2人とも死産を選んだけど後悔しているという内容の記事だった。

 

うちと似てるけど違くて。

うちは産むことを選んで。

 

もしかしたらこれから後悔するかもしれないけど。今のところ産んだことに後悔はない。

 

本当にいろんなパターンがあって正解がないのが妊娠、出産なのだと改めて思って。

 

赤ちゃんの状態もそうだし、母体の状態もそうだし、関わってくるすべてのもの、お医者さんの説明の仕方とか、その時の自分自身の受け止め方とか、周りの人の言葉とか、状況とか。

 

全てが関わってくるから。

本当に千差万別で答えがない。

 

だからネットに上がる記事とか。

私が書いてることも一つの参考でしかなくて。

 

私も当時たくさん記事を読んで、その参考に悲しくなったり、願いを込めたり、希望を見たりしたけど。

 

私の今の状況はどれにも当てはまらなくて。

それが側から見たら、正解なのか不正解なのかは全然わからない。

 

これからもわからない。

 

でも。

 

それでも。

やっぱりベビ郎が息子になって。

不安はまだまだたくさんあるけど。

大変だけど。

 

何をしてても泣いてたあの日々からは脱却できてる。

 

急ぐ必要はない。

少しずつ。少しずつ。

今ある楽しみをたくさん噛み締める。